森羅万象と共に生きている

多くの人が感じる不安、それは「一人ぼっち」という淋しさです。「みんな自分のことで精一杯なんだ。みんな自分が可愛いんだ。みんな、淋しい一人ぼっちなんだ!」と感じる人もいます。

 そんな寂しさから逃れるために、一生そばについてくれていて一人ぼっちにさせない人を探し求めます。それは、いつも人の心を不安に陥れます。

今日部屋にチューリップがやってきました。とてもかわいいと感じます。それは単にチューリップであり、チューリップはその人のその感覚の為に存在するのではありません。

一生そばに付いてくれてひとりぼっちにさせない人、それはそれを望む人が創る幻想なのです。その人が創造するのです。全ての一体から創造した現象なのです。

人だけでなく、あらゆるもの。人間社会でのみ生きている人は、みんな自分のことで精一杯です。みんな自分が可愛くて。みんな、淋しい一人ぼっちなんです。

相対性で考えると、みんな自分の進化のことで精一杯で、みんな自分自身を愛していて、寂しい一人の時間を知って、素晴らしい全体の中にいることに感動しているのです。

理屈ではなく、空を見て、星を見て感じるはずです。

一度オーロラとか見に行くといいかも知れません。太極拳もお勧めです。一人で山籠もりするのも(高尾山とかに3日ぐらいテントと防寒具をもって、一切人に触れず)お勧めです。たくさんの物理的な一人を体験するのもお薦めです。寂しさの極限を迎えると、周りから色々な声が聞こえ、姿が現れます。多くの存在を知ることができるのです。

自分を無条件で愛して、この世に送り出してくれた森羅万象の声を聞き、その姿と触れることができるのです。

その姿は時を越えて、原子の時代からやってくるかも知れないし、顔も見た事も無いひいひいおばあちゃんかも知れません。

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